2014年1月8日水曜日

iTunes:アップデートおよび復元時の特定のエラーメッセージと高度なトラブルシューティング

(これはアップル社オフィシャルホームページのキャッシュです。会社都合により変更されて消失するのを防ぐためだけです)

症状

まず、基本的なトラブルシューティング手順 を実行してみてください。それでも問題が解決しない場合は、続けて以下の高度なトラブルシューティング手順を実行します。
この iTunes の警告メッセージには、以下の数字のいずれかが含まれていることがあります (以下の数字以外の数字が含まれていることもあります)。-1246913142021232628293435363740-48-5010001002100410111013101410151479160016011602160316041611163116381639200120022005200620093002300430133014301531943200400040054013401440162390069807-980898444026xxxxx
表示されたエラーコードのリンクをクリックしてください。エラーメッセージの数字がリストにない場合は、下記のエラーメッセージを確認し、必要に応じて以下の手順に従い問題を解決します。

解決方法

特定のエラーメッセージと解決方法


エラー -1

iOS デバイスをさらに 2 回復元してみます。問題が解決しない場合は、デバイスの修理が必要なことがあります。

エラー 3194 または「要求されたビルドはこのデバイスには適切ではありません」

エラー 3194 について参照します。

エラー 3014

このエラーは、iTunes が所定の時間内に gs.apple.com に接続できないときに発生します。下記の「iOS ソフトウェアアップデートサーバ gs.apple.com と通信できない」の手順を実行してください。

エラー 9

このエラーは、デバイスと iTunes との USB 接続が突然解除されたときに発生します。復元プロセス中に手動でデバイスの接続を解除すると、このエラーが発生する可能性があります。この問題を解決するには、別の Dock コネクタまたは Lightning コネクタ USB ケーブルを使う、別の USB ポートを試す、または別のコンピュータで復元することによって、USB のトラブルシューティング を実行するか、または 他社製のセキュリティソフトウェアとの競合を解消 します。

エラー 20、21、23、26、28、29、34、36、37、および 40

これらのエラーは通常、セキュリティソフトウェアが復元プロセスやアップデートプロセスに干渉する場合に発生します。セキュリティソフトウェアの問題のトラブルシューティング 手順にそってこの問題を解決してください。これらのエラーはまれに、ハードウェアの問題であることがあります。別のコンピュータでもエラーが解決しない場合は、デバイスの修理が必要なことがあります。

アップデートサーバとの通信で iTunes をブロックしていないか hosts ファイルを確認します。こちらの記事 の「設定によって遮断されている場合:(Mac OS X/Windows)」>「2. ネットワーク情報を再構築します。」>「Mac OS X」>「『hosts』ファイルにより iTunes Store が遮断されている場合もあります。」の手順を参照してください。iOS デバイスに不正な改変を加えるソフトウェアをインストールしている場合は、再起動時にこのソフトウェアによって自動的に「hosts」ファイルに不正な改変が新たに加えられるのを防ぐため、「hosts」ファイルを編集する前に、ソフトウェアをアンインストールしておいてください。

エラー 1604

このエラーは多くの場合、USB のタイミングに関連しています。USB ポートを変更したり、別の Dock コネクタまたは Lightning コネクタ USB ケーブルを使ったり、その他の USB のトラブルシューティング 手順を実行したりしてみます。Dock をお使いの場合は、これを通さずに直接白い Apple USB Dock コネクタケーブルに接続します。動作確認済みのコンピュータで問題が解決しない場合、デバイスの修理が必要なことがあります。
USB の問題に絞り込んだトラブルシューティングで問題が解決せず、ほかにコンピュータがない場合は、以下の手順を実行して問題が解決できないか試してみます。
  1. デバイスを iTunes に接続します。
  2. デバイスがリカバリモードであることを確認します。リカバリモードでない場合は、リカバリモード にします。
  3. 復元し、エラーが表示されるのを待ちます。
  4. ダイアログが出たら「OK」をクリックします。
  5. デバイスを接続した状態で iTunes を一度終了し、再度開きます。
  6. これでデバイスがリカバリモードで認識されます。
  7. もう一度復元してみます。
上記の手順で問題が解決されない場合は、別の動作確認済み USB ケーブル、コンピュータ、ネットワーク接続で復元してみてください。

エラー 1600、1601、および 1602

この記事の上の エラー 1604 の手順を実行します。他社製のセキュリティソフトウェア、ウイルス対策ソフトウェア、ファイアウォールソフトウェアを無効にする、停止する、またはアンインストールすることでも、このエラーが解決する場合があります。セキュリティソフトウェアのトラブルシューティング について参照します。

エラー 1603

この記事の上の エラー 1604 の手順を実行します。また、.ipsw ファイルを削除して、iTunes を開き、再度アップデートのダウンロードを試みます。ファイルの場所については、この記事の下の「高度な手順」>「iOS ソフトウェアファイル (.ipsw) の名前を変更するか、このファイルを移動または削除する」にある手順を参照してください。元のユーザの IPSW を削除したくない場合は、新しく作成した管理者ユーザで、復元してみます。問題が解決しない場合は、他社製のセキュリティソフトウェアとの競合を解消 してみます。

エラー 1611

このエラーは通常、セキュリティソフトウェアが復元プロセスやアップデートプロセスに干渉する場合に発生します。こちらの記事の手順にそって問題を解決します。このエラーはまれに、ハードウェアの問題であることがあります。別のコンピュータでもエラーが解決しない場合は、デバイスの修理が必要なことがあります。

エラー 4000、4005、4013、4014、および 4016

各手順を実行したら、デバイスを復元してみてください。
  1. コンピュータを再起動します。
  2. コンピュータからすべての USB デバイスを取り外して、別の USB ポートに接続します。
  3. 別の USB ケーブルを使います。
  4. 他社製のセキュリティソフトウェアをアンインストールします
  5. 別のコンピュータを使って、復元してみます。

エラー 13、14、35、50 (または -50)

これらのエラーは通常、以下の手順のいずれか、またはいくつかを行うと解決します。
  1. コンピュータの別の USB ポートに直接接続してみるなど、USB の問題に絞り込んだトラブルシューティング を実行します。以下の高度な手順を参照して USB のトラブルシューティングを行ってください。
  2. USB 2.0 ハブをデバイスとコンピュータの間に配置します。
  3. 別の Dock コネクタまたは Lightning コネクタ USB ケーブルを試します。
  4. 他社製のセキュリティソフトウェアとの競合を解消 します。
  5. TcpWindowSize エントリをレジストリに追加して Windows のデフォルトパケットサイズを変更する他社製のソフトウェアが、インストールされている場合があります。デフォルトパケットサイズが正しく設定されていない場合、このエラーが発生することがあります。パケットのサイズに変更を加えるソフトウェアのメーカーに問い合わせてサポートを受けます。または、Microsoft 社の記事「インターネットプロトコル (TCP/IP) をリセットする方法」に記載されている手順を実行して、パケットのサイズを Windows のデフォルト値に戻します。
  6. ルーター、ハブ、またはスイッチを通さず、インターネットの接続元に直接コンピュータを接続します。コンピュータおよびモデムの再起動が必要な場合があります。
  7. 動作確認済みの別のコンピュータおよびネットワークから復元してみます。

Error 2000 ~ 2009 (2001、2002、2005、2006、2009 など)

Mac 上でこの問題が発生した場合は、他社製のデバイス、ハブ、予備のケーブル、ディスプレイを取り外し、SMC をリセット してから、復元してみます。Windows コンピュータをお使いの場合は、キーボード、マウス、問題の iOS デバイス以外のすべての USB デバイス、および予備のケーブルを取り外し、コンピュータを再起動してから、復元してみます。これで問題が解決しない場合は、上記のエラー 1604 の部分に記載されている USB の問題の解決手順を参照します。問題が解決しない場合は、競合しているセキュリティソフトウェア が関連している可能性があります。別のコンピュータと動作確認済みの USB ケーブルでもエラーが解決しない場合は、デバイスの修理が必要なことがあります。

復元ループ (復元に成功した後に再度復元するようにメッセージが表示される)

USB 接続のトラブルシューティングを実行します。問題が解決しない場合は、古い、または設定が間違っている他社製のセキュリティソフトウェアが原因でこの問題が発生していることがあります。セキュリティソフトウェアの問題のトラブルシューティング を実行してみてください。

iPhone (またはその他の iOS デバイス) 用のソフトウェアのダウンロードに問題があった

この記事の下の エラーコード 3000 ~ 3999 を参照してください。

デバイスから無効な応答が受信されたために iTunes が iPhone に接続できない

このエラーは、USB 経由の通信に問題があるときに発生します。この問題は、上記のエラー 13 または 14 の手順を実行することにより解決できる場合があります。

復元時の「0xE」を含む不明なエラー

この問題を解決するには、こちらの手順 を実行します。Intel® 5 シリーズ/3400 シリーズのチップセットを搭載した Windows コンピュータでは、チップセットのドライバのアップデートが必要なことがあります。詳しくは、こちらの記事 を参照してください。

復元時のハング

この問題は、多くの場合、セキュリティソフトウェアの問題のトラブルシューティング を実行すると解決します。デフォルトパケットサイズが正しく設定されていない場合、このエラーが発生することがあります。TcpWindowSize または MaxGlobalTcpWindowSize エントリをレジストリに追加して Windows のデフォルトパケットサイズを変更する他社製のソフトウェアがインストールされている場合があります。この TcpWindowSize の値の調整については、パケットサイズの変更を行うソフトウェアのメーカーにお問い合わせください。
デフォルトパケットサイズを変更するソフトウェアは通常、以下の通りです。
  • 3G モバイルネットワークカードソフトウェア
  • ISP 通信ソフトウェア
  • インターネットスピードダウンロード最適化ソフトウェア
Windows のデフォルト設定を使わずに、TCP/IP パケットサイズを変更するのには、ネットワークトラフィックの最適化、ホーム/ブロードバンドの最適化、データベース App や Exchange のようなエンタープライズ App の最適化などの正当な理由があります。Windows レジストリで「TcpWindowSize」または「GlobalMaxTcpWindowSize」エントリを削除すると、ほかの App を使用する際のシステムパフォーマンスやネットワーク接続上でのシステムパフォーマンスに影響が及ぶことがあります。カスタマイズされた TCP/IP 設定を削除した場合は、TCP/IP 設定が Windows のデフォルト設定から変更されている他社製アプリケーションの再インストールが必要となることもあります。
この問題を解決するには、2 通りの方法があります。
  1. Microsoft 社の記事「インターネットプロトコル (TCP/IP) をリセットする方法」に記載されている手順を実行します。
  2. 以下の手順を実行して、TcpWindowSize および MaxGlobalTcpWindowSize エントリをレジストリから手動で見つけて削除します。
    1. 「C:¥Windows」フォルダにアクセスし、regedit を起動します。
    2. 編集」>「検索」を選択します。
    3. 「TcpWindowSize」エントリを探します。通常、レジストリ全体で、TcpWindowSize/GlobalMaxTcpWindowSize には複数のエントリがあります。「TcpWindowSize」エントリが存在する場合、そのユーザの TCP/IP の設定は、1 つまたは複数の他社製アプリケーションによって Windows のデフォルト設定から変更されています。
    4. ファイル」>「書き出す」を選択します。この手順によって、元の設定のバックアップとして利用できるレジストリのコピーが書き出されます。
    5. 「TcpWindowSize」エントリを削除します。
    6. 次の「TcpWindowSize」エントリを探し、レジストリ内に「TcpWindowSize」がなくなるまで、1 つずつ削除していきます。
    7. regedit を終了し、Windows パソコンを再起動してテストします。
これらのレジストリエントリが存在する理由がよくわからない場合や、Windows パソコンが業務用コンピュータの場合は、ネットワーク管理者に Windows レジストリで設定されている TCP/IP の値を確認し、「TcpWindowSize」エントリを削除せずに iOS デバイスをアップデートまたは復元してください。
レジストリを編集しても問題が解決しない場合は、通信ソフトウェアがインストールされていない別のコンピュータを使って復元してみることで、問題が解決する可能性があります。


追加のエラーコードと解決方法

iOS ソフトウェアアップデートサーバ gs.apple.com と通信できない

エラー 1004、1013、1638、3014、3194:これらのエラーは、リダイレクトまたは遮断された gs.apple.com への接続が原因で発生することがあります。これらのエラーを解決するには、以下の手順を実行します。
  1. iTunes の最新バージョンをインストールします。
  2. セキュリティソフトウェアをチェックして、gs.apple.com への通信が許可されていることを確認します。セキュリティソフトウェアについては、こちらの手順 を参照してください。
  3. 「hosts」ファイルを確認します。gs.apple.com をリダイレクトするアクティブなエントリがある場合、復元が失敗します。こちらの記事 を参照して「hosts」ファイルを編集するか、デフォルトの「hosts」ファイルに戻します。「設定によって遮断されている場合:(Mac OS X/Windows)」>「ネットワーク情報を再構築します」を参照してください。
  4. 動作確認済みの別のコンピュータおよびネットワークから復元してみます。
  5. 別のコンピュータでもエラーが解決しない場合は、デバイスの修理が必要なことがあります。

ネットワーク接続またはダウンロードのエラー

エラー 1479:このエラーは、アップデートや復元のために Apple に接続しようとすると生じます。
  1. iTunes を終了します。
  2. USB の接続を解除してから iOS デバイスを再起動します。
  3. デバイスをコンピュータに再接続します。
  4. iTunes を開き、もう一度アップデートまたは復元してみます。
エラー 1639こちらの手順 を実行します。
エラー 3000 ~ 3999 (3004、3013、3018、3164、3194 など):3000 番台のエラーコードは通常、iTunes がポート 80 または 443 でアップデートサーバ (gs.apple.com) と通信できないことを意味します。
  1. iTunes の最新バージョンにアップデートします。
  2. コンピュータの日付と時刻が正しいか確認します。
  3. セキュリティソフトウェアまたはファイアウォールソフトウェアがポート 80 または 443、または gs.apple.com サーバに干渉していないか確認します。
  4. セキュリティソフトウェアの問題のトラブルシューティング を実行します。多くの場合、他社製のセキュリティソフトウェアをアンインストールすると、これらのエラーが解決します。
  5. 「hosts」ファイル内のエントリによって、gs.apple.com へのリクエストがリダイレクトされていることがあります (上記の「iOS ソフトウェアアップデートサーバ gs.apple.com と通信できない」を参照してください)。
  6. インターネットのプロキシ設定が原因で問題が発生していることがあります。プロキシをお使いの場合は、プロキシを使わないで復元してみます。
  7. 動作確認済みのネットワークに接続しているときに復元できるかテストしてみます。
エラー 3002:iPod touch (2nd generation)、または iPhone 3G をアップデートしようとしてこのエラーが生じている場合は、iTunes の通常のアップデートまたは復元プロセスを実行します (「アップデート」または「復元」をクリックします)。
エラー 3194:最新バージョンの iTunes がインストールされていないことがあります。最新バージョンの iTunes にアップデートします。問題が解決しない場合は、上記の「iOS ソフトウェアアップデートサーバ gs.apple.com と通信できない」を参照してください。
エラー 3004:Mac をお使いの場合、iTunes を終了して、コマンドラインでコマンド dscacheutil -flushcache を使って、エラー 3004 を解決できる場合があります。
デバイスを復元できませんでした。内部エラーが発生しました」またはエラー 3200:このエラーが表示された場合は、ネットワークの接続またはトラフィックに問題が発生しています。1 時間ほど待ってから、もう一度復元してみます。
エラー 9807:コンピュータの日付と時刻を確認します。
問題が解決していない場合は、次の VeriSign サーバへのアクセスを有効にします。
  • evintl-ocsp.verisign.com
  • evsecure-ocsp.verisign.com
これらのサーバへのアクセスは、セキュリティソフトウェア、コンテンツフィルタリングソフトウェア、設定が間違っているルーター、またはスパイウェア対策ソフトウェアが原因で遮断されている可能性があります。iTunes for Windows については、セキュリティソフトウェアの問題のトラブルシューティング 手順を実行します。
エラー 9808 (または -9808)こちらの記事 の手順に従って問題を解決します。上記の手順で問題が解決されない場合、または再起動すると設定が元の値に戻ってしまう場合は、こちらの記事 の手順を実行します。
エラー 9844:この問題は通常、ファイアウォールの設定が間違っていることが原因で発生します。この記事の下の「高度な手順」セクションの「Apple のサーバにアクセスするための適切なポートを開く」セクションを参照してください。

他社製のセキュリティソフトウェアに関するエラー

エラー 2、4 (または -4)、6、1000、および 9006
  1. セキュリティソフトウェアの問題のトラブルシューティング を実行します。多くの場合、他社製のセキュリティソフトウェアをアンインストールすると、これらのエラーが解決します。
  2. TcpWindowSize エントリをレジストリに挿入して Windows のデフォルトパケットサイズを変更する他社製のソフトウェアがインストールされている場合があります。デフォルトパケットサイズが正しく設定されていない場合、これらのエラーが発生することがあります。パケットのサイズに変更を加えるソフトウェアのメーカーに問い合わせてサポートを受けるか、Microsoft 社の記事「インターネットプロトコル (TCP/IP) をリセットする方法」に記載されている手順を実行します。
  3. ポート 80 および 443 への接続がネットワークで許可されているか確認します。
  4. albert.apple.com または phobos.apple.com への通信がファイアウォールまたはその他のインターネットのセキュリティ設定によって遮断されていないか確認します。
  5. .ipsw ファイルを削除して、iTunes を開き、再度アップデートのダウンロードを試みます。ファイルの場所については、この記事の下の「高度な手順」>「iOS ソフトウェアファイル (.ipsw) の名前を変更するか、このファイルを移動または削除する」にある手順を参照してください。
  6. 別のネットワークに接続しているときにデバイスを復元します。
  7. 別のコンピュータを使って復元します。

iOS のダウングレードに関するエラー

必要なリソースが見つかりません」:この警告メッセージは、iTunes が対応しているバージョンより新しいバージョンの iOS がデバイスにインストールされている際に発生します。この警告メッセージが表示されるデバイスのトラブルシューティングを行う場合は、「設定」>「一般」「情報」>の順に選択して、デバイスの iOS のバージョンを確認します。最新リリースの iOS より新しいバージョンである場合、デベロッパ向けのプレリリースバージョンの iOS がインストールされている可能性があります。iOS の古いバージョンを新しいバージョンに上書きすることは、サポートされていません。
エラー 1015:このエラーは通常、iPhone、iPad、または iPod touch のソフトウェアをダウングレードしようとすると発生します。この問題は、古い .ipsw ファイルを使って復元しようとするときに発生します。以前のバージョンにダウングレードすることはサポートされていません。この問題を解決するには、Apple から最新の iPhone、iPad、または iPod touch ソフトウェアを入手した上で復元してみます。このエラーは、iOS が不正に改造 されたため、正規のデフォルト状態に復元しようとした場合にも発生することがあります。

ハードウェアの問題

エラー 1002、1011、1012、および 1014:これらのエラーは、お使いのデバイスにハードウェアの問題があることを示している場合があります。この記事の手順に従い、動作確認済みの 30 ピン Dock コネクタケーブルでデバイスを動作確認済みのコンピュータおよびネットワークに接続して 復元を試み、問題がデバイスに起因するかどうかを確認します。MAC アドレス が表示されない、または IMEI がデフォルトの値 (00 499901 064000 0) になっている場合も、ハードウェアに問題があります。
エラー 48 (または -48):iTunes を終了し、.ipsw ファイルを削除して (ファイルの場所については、この記事の下の「高度な手順」>「iOS ソフトウェアファイル (.ipsw) の名前を変更するか、このファイルを移動または削除する」にある手順を参照してください)、iTunes を開き、再度アップデートのダウンロードを試みます。
エラー 20000 ~ 20008:このエラーは、破損している USB 30 ピン Dock コネクタケーブル、古い USB デバイスドライバやファームウェア、コンピュータに接続されているその他の USB デバイスが、iOS デバイスと通信する iTunes に干渉していることが原因で USB 通信に失敗していることを示している場合があります。Windows パソコンを再起動して、別の USB ポートでテストしてみます。カスタマイズした Windows テーマパックをお使いの場合は、デフォルトのテーマパックに戻して再起動し、復元 してみます。
エラー 1631:SIM カードをデバイスに挿入して、もう一度試します。
エラー 40265xxxx:通常、40265xxxx の範囲のエラーは、iOS をデバイスにインストールした後、バックアップから復元している途中で発生します。デバイスを復元し、新しいデバイスとして設定すれば問題は解決できます。こちらの記事 の手順にそって、データをバックアップして新しいデバイスとして設定します。


高度な手順

こちらの手順 で問題が解決しない場合、または特定のアップデートまたは復元時のエラーメッセージで高度な手順が推奨されている場合に限り、この高度な手順を実行してください。アップデートまたは復元時のエラーメッセージがこの記事のこれまでの部分に記載されていない場合は、こちらの手順 およびこの記事の基本の手順から順に高度な手順までをすべて実行してみて、この問題を解決します。

iOS デバイスを強制再起動する

ホームボタンおよびスリープ/スリープ解除ボタンを押し続け、Apple ロゴが表示されたら放します。デバイスが起動するか、「iTunes に接続」画面が表示されたら、もう一度復元してみます。

別のコンピュータで復元する

上記の手順で問題が解決しない場合は、以下の手順を実行します。
  1. 別のコンピュータでデバイスを復元してみます。
  2. お使いのコンピュータがインターネットに接続済みで、最新バージョンの iTunes がインストールされており、キーボードとマウス以外の USB デバイスが接続されていないことを確認します。
  3. コンピュータ背面の USB 2.0 ポートに直接接続します。
利用できる別のコンピュータがない場合は、以下の手順を実行します。

Apple のサーバにアクセスするための適切なポートを開く

アップデートおよび復元プロセス中に、iTunes は Apple のサーバに接続する必要があります。コンピュータの次のポートが開いており、これらのサーバにアクセスできることを確認してください。
  • ポート 80
  • ポート 443
  • phobos.apple.com
  • albert.apple.com
  • gs.apple.com
  • edgesuite.net
  • evintl-ocsp.verisign.com
  • evsecure-ocsp
  • verisign.com
注意:iTunes は上記のサーバを使ってインターネットへの安全な接続を確立しています。安全な接続のため、お使いのコンピュータの日付と時刻が正しくなっていることが非常に重要です。
これらのサーバにアクセスするため、ネットワークを開く方法については、ルーター、ファイアウォール、またはセキュリティソフトウェアのマニュアルを参照してください。こちらの手順 に従い、他社製のセキュリティソフトウェアの確認、アップデート、および設定を行って、復元時のエラーを解決します。
場合によっては、iTunes への干渉を避けるために、内蔵のファイアウォールおよびその他のセキュリティソフトウェアをアップデートする、適切に設定する、無効にする、または削除するなどの作業が必要になります。お使いのファイアウォールソフトウェアまたはセキュリティソフトウェアのメーカーに、サポートについてお問い合わせください。プロキシ設定をお使いの場合は、プロキシを使わずに復元またはアップデートを行ってみてください。

MSConfig を使って「スタートアップのオプションを選択」モードで Windows パソコンを再起動する

「スタートアップのオプションを選択」モードで再起動した後、コンピュータ上で iPhone、iPad、または iPod touch を復元してみます。セキュリティソフトウェアが原因で発生した復元に関する問題を解決するために、MSConfig を使わないでください。MSConfig を使って「スタートアップのオプションを選択」モードで適切な Apple ソフトウェアを有効にして Windows パソコンを起動する方法については、以下の手順を参照してください。

仮想 OS 環境を終了する

OS 仮想化ソフトウェアまたはエミュレーションソフトウェアによって、復元時のエラーが発生している場合があります。Mac をお使いの場合で、仮想 OS 環境を実行している場合、または仮想 OS で実行している iTunes から復元を試みている場合は、仮想 OS をシステム終了し、仮想化ソフトウェアを終了して、Mac で利用できる最新バージョンの iTunes を使って復元してみます。

新規ユーザアカウントを使って復元する

コンピュータで新しいユーザアカウントを作成し、新規ユーザでログインした状態で復元してみます。iTunes により、ソフトウェア復元ファイルの新バージョンがダウンロードされます。新規ユーザを作成した後、そのアカウントでログインして iTunes を開き、復元処理を実行して、新規ユーザでも同じ問題が発生するかどうかを確認します。
新規ユーザアカウントの作成方法については、下記の手順を参照してください。
Mac OS X
  1. Apple」() >「システム環境設定」を選択します。
  2. 「表示」>「アカウント」の順に選択します。
  3. プラス記号 (+) をクリックします (これをクリックできるようにするには、認証が必要となることがあります)。
  4. 新しいユーザアカウントに、フルネーム、アカウント名、およびパスワードを指定します。
  5. 「ユーザにこのコンピュータの管理を許可」を選択します。これにより、このユーザが管理者ユーザとして設定されます。
  6. 「アカウントを作成」をクリックします。

iOS ソフトウェアファイル (.ipsw) の名前を変更するか、このファイルを移動または削除する

iTunes は「IPSW」ファイルを使ってデバイスを復元します。ファイルが壊れている場合は、ファイルを削除する、ファイルの名前を変更する、またはファイルを別のディレクトリに移動してみます。この結果、iTunes にそれらの IPSW ファイルの新しいコピーがダウンロードされます。復元に関する問題が特定のユーザアカウントでのみ発生する場合は、.ipsw ファイルが壊れていることが考えられます。.ipsw ファイルを削除しても問題のユーザアカウントで復元できない場合は、その他のユーザ固有のセキュリティソフトウェア設定または iTunes 設定が原因になっていることが考えられます。新規ユーザを作成すると、新しい .ipsw 復元ファイルが新規ユーザにダウンロードされます。.ipsw ファイルは以下の場所にあります。